
訪問看護の求人、よく見かけるんです。実際のところ、どうなんですか?
※やり取りは、実際に受けてきた相談をもとに再構成したものです。
訪問看護の求人は増え続けています。日勤中心で、給与は病棟並みかそれ以上。「夜勤から離れたい」と考えたとき、最初に候補に挙がる働き方です。
ただ、転職後に「思っていたのと違った」という声も一定数あります。話を聞いていくと、後悔した人が確認していなかった項目はほぼ共通しています。
訪問看護そのものが合わなかったのではなく、事業所の当たり外れを引いたケースが大半です。訪問看護は、業界の中でも事業所間の差がいちばん大きい領域です。
面接前に確認する7項目
1. オンコールの回数と手当
月に何回当番があるか。1回いくらか。実際に呼ばれる頻度はどのくらいか。
「オンコールあり」とだけ書かれた求人票は、月2回の事業所と月10回の事業所を区別できません。ここが訪問看護の労働条件の本体です。
2. 同行期間の長さ
「未経験可」と書いてあっても、同行が2週間で終わる事業所と、3ヶ月かける事業所があります。未経験で入るなら、同行期間の長さ=安全装置の厚さです。
3. 1日の訪問件数
4件と6件では、移動を含めると別の仕事です。平均件数と、繁忙期の最大件数の両方を聞いてください。
4. 移動手段
車か、自転車か、バイクか。社用車の有無。冬季や雨天の扱い。地方と都市部で全く違う項目なので、求人票に書いていなければ必ず質問を。
5. 利用者の構成
高齢者中心か、小児・精神科訪問看護が入るか。精神科訪問看護の比率が高い事業所は、求められるスキルの方向がかなり違います。
6. 記録の方式と残業の実態
記録が電子化されているか。訪問終了後、事業所に戻って記録を書く運用か、直行直帰か。「日勤のみ」でも、記録で毎日1時間残る事業所はあります。
7. 看護師の人数と管理者の経歴
小規模(看護師2.5人〜)の事業所は、1人が抜けた瞬間に全員の負荷が跳ねます。在籍人数と、管理者が現場出身かどうかは、職場の安定性をかなり正確に予測します。
この7つ、面接で聞いて大丈夫です

そこまで細かく聞いて、印象が悪くなりませんか…?
逆です。まともな事業所ほど、この質問には具体的な数字で答えます。答えが曖昧な事業所は、それ自体が判断材料です。
自分で聞きにくい場合は、転職エージェント経由で確認してもらう方法もあります。オンコールの実態や離職率のような聞きにくい項目ほど、間に人を挟む価値があります。

訪問看護が悪いのではありません。事業所の差が、業界でいちばん大きいだけです。確認してから選んでください。
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