看護師の求人票の見方|月給より基本給・昇給・賞与を見る理由

相談者さん
相談者さん

求人票の月給、悪くなかったはずなんです。でも働いてみたら、思ってたのと違って…

※やり取りは、実際に受けてきた相談をもとに再構成したものです。

求人票を毎年何百枚と読んできた立場から言うと、これは読み方の問題です。求人票の給与欄には、読む順番があります。月給の総額から読み始めると、だいたい見誤ります。

月給35万円のカラクリ

「月給35万円」と書かれた求人があるとします。この数字、夜勤手当4〜5回分を含んだ想定額であることが珍しくありません。

つまり、夜勤が減った月、体調を崩して夜勤を外れた期間、その瞬間に手取りは大きく下がります。月給の総額は「最大瞬間風速」だと思って読んでください。

見るべきは3つだけ

1. 基本給

すべての土台です。残業代も賞与も退職金も、多くは基本給から計算されます。総額が同じでも、基本給が低く手当で盛っている求人は、長く働くほど差がつきます。

2. 昇給額

「昇給あり」ではなく「年いくら上がるか」。年1,500円の職場なら、5年勤めて7,500円です。求人票に書いていなければ、面接で聞いて構いません。

3. 賞与の算定基準

「賞与4ヶ月分」の掛け算のもとは基本給です。基本給18万円の4ヶ月と、基本給24万円の3ヶ月では、後者のほうが多い。「◯ヶ月分」の数字だけ比べても意味がありません。

汐見ケイ
汐見ケイ

月給→総額ではなく、基本給→昇給→賞与の順で読む。これだけで求人票の見え方が変わります。

「モデル給与例」の読み方

「28歳・経験5年・月収32万円」のようなモデル例は、その職場の平均ではなく、条件が揃った場合の一例です。夜勤回数・役職手当・住宅手当が含まれているか、内訳を確認してください。内訳が書かれていないモデル例は、比較材料として使えません。

面接で給与の質問をしていいのか

いいです。聞き方だけ整えれば、失礼にはなりません。「基本給と手当の内訳を教えていただけますか」「昇給の実績はどのくらいですか」——この2つは、条件確認として完全に正当な質問です。答えを濁す職場は、それ自体が判断材料になります。

自分で聞きにくければ、転職エージェントに確認してもらう方法もあります。給与交渉や内訳の確認は、間に人を挟むほうがスムーズに進む場面が多い項目です。

次に読む

1〜5年目の看護師が、いま登録するなら結局どこなのか

※リンク先のページは広告を含みます

タイトルとURLをコピーしました